環境に配慮した用紙や印刷であることを
御社のメッセージとしてきちん発信していますか？
2050年までに温室効果ガスの排出を差し引きでゼロにするという政府の「カーボンニュートラル」宣言を背景に、企業の環境活動への注目がますます高まっています。今や気候変動対策がそのまま企業価値向上や投資家の評価につながる時代だといえるでしょう。そうした中で印刷物を発行する際にも、環境に配慮した紙を選択するのが当たり前になりつつあります。
森林認証マーク（FSC®）の使用は「環境に配慮する企業」の証です。
「森林認証」という言葉をご存知ですか。
適切に管理された森林と、責任もって調達された林産物に対する国際的な認証制度です。
印刷物においては、再生紙の減少に伴い、世界中で森林認証紙が増えてきています。
森林認証マークは、「環境報告書」や「CSR報告書」など、企業における環境活動への取り組みを広くメッセージできる“しるし”です。
企業はこのマークを通じて環境保全に積極的に取り組む姿勢をアピールすることができます。
時代は、SDGsにコミットした印刷物制作へ
世の中の関心がSDGsに集まる現在、企業においてもSDGsへの取り組みは社会評価に直結します。
特に印刷物などのツール制作は、環境に配慮した紙やインクを使うことでSDGsを標榜することが可能であり、非常に取り組みやすい試みといえるでしょう。
当社のグループ会社、あさひ高速印刷はグリーンプリンティング認定工場を持ち、森林認証マークをはじめとした様々なエコペーパーやベジタブルオイルインクを印刷物に使用できる許可を取得しています。
できることからスタートする第一歩として「エコな印刷物」制作はいかがでしょうか。
SDGsの17のゴール
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」。
「誰も置き去りにしない（leave no one behind）というミッションのもと、2030年までの15年間で達成すべき17のゴールと169のターゲットから構成されています。
今やSDGsは国際社会における最重要事項となっており、日本でもあらゆる企業や団体がその実践に取り組んでいます。
森林認証（FSC®）マーク
「森林認証（FSC®）マーク」は、誰でも使用できるわけではありません。
印刷物に「森林認証（FSC®）マーク」を使用するためには「CoC認証」の取得が条件となります。
CoCとは「Chain of Custody」の略で、「管理の連鎖」を意味します。
つまり、林業経営体から製紙会社、そして印刷用紙を扱う卸会社、さらに印刷会社…、と生産・流通・加工に関わるすべての企業が連鎖してCoC認証を取得する必要があるのです。
あさひ高速印刷では、環境活動への取り組みの一環として、2008年2月28日に森林認証を取得し、 森林認証（FSC®）マークを印刷に使用する資格を正式に有しています。
| 会社名 | あさひ高速印刷株式会社 |
|---|---|
| 認証番号 | SGSHK-COC-004301 |
| ライセンス番号 | FSC-C013086 |
UD(ユニバーサルデザイン)フォント
UDフォントとは「読みやすさ」「伝わりやすさ」をコンセプトに設計されたフォント。弱視や高齢者にも見やすく、読み書きが苦手なディスクレシアの子供たちにも配慮しています。教育の場はもちろん企業のCSRレポートやIR資料など汎用性があり、情報のユニバーサルデザイン化を支援します。
グリーンプリンティング認定工場
印刷製品の企画・営業、製造工程において徹底した環境基準を達成した印刷工場だけが取得できるマーク。全国約27,000社の印刷会社の中で、425件の工場のみが認定されています。※2020年10月現在の数字
植物油インキ(ベジタブルオイルインキ)
印刷インキに含有する植物油（大豆油、亜麻仁油、桐油等）または植物油を原料としたエステルとの合計が、含有基準量以上の場合に表示できるマークです。
リサイクル適正
紙・板紙へのリサイクルが可能な印刷製品に表示するマークです。Aランクはインキや加工資材も含めてまるごとリサイクルできることを示します。
